


誰かのために料理をすることが日常にある生き方は、日本の伝統に自然と結びつく。指先からの肌感覚と直感を言葉にしていく土井善晴さん、それを受けての思考や言葉へ発展させていく中島岳志さん。料理研究家×政治学者による異種対談。
「家庭料理はまずくなりようがないんです。」
「環境問題もまな板から考えられるんですね。」
コロナ禍以降の世界の在りようをまな板の上から想像する一冊は、2020.6/20と8/29のONLINE対談「一汁一菜と利他」からの収録。
『料理と利他』
著者:土井善晴 中島岳志
出版社:ミシマ社
P168
2020年12月刊